Lesson1-6 化学的な食品添加物の危険性

 

◆食品添加物(合成甘味料・合成着色料・合成保存料など)について

食品添加物には植物を主原料にした天然のものから石油や鉱物などから抽出した化学的なものまで幅広くあります。

そのなかでも問題なのが化学的な食品添加物です。

海外では農薬として登録されている薬品が日本では食品添加物として認証されているものが多く、注意が必要です。

下記サイトには危険度が紹介されておりますので、参考にしてみてください。

(参考)食品添加物毒性一覧表

ここでは特に市販のスイーツで良く見かける危険性のある食品添加物について記載します。

 

〇合成甘味料

 

a1d08dbed8f6d5f7af6494ded85b2ef3_s

 

 

 

 

 

 

 

 

現状で良く知られるもので、

・アスパルテーム(ショ糖の100~200倍の甘味)

・アセスルファムカリウム(ショ糖の200倍の甘味)

・スクラロース(ショ糖の200倍の甘味)

・サッカリンナトリウム(ショ糖の200~700倍の甘味)

使用禁止されたものとしては

・チクロ(ショ糖の30~50倍の甘味)

・ズルチン(ショ糖の250倍の甘味)

などがあります。

2007年にはネオテーム(ショ糖の10,000倍の甘味)が認可されており、

2014年にはアドバンテーム(ショ糖の20,000~40,000倍の甘味)が日本国内で開発・認可されています。

主原料に植物由来のものもありますが、構造にベンゼン環を持つものもあり、人体への影響が危惧されています。

 

〇合成着色料

8e08918a1208bfb9c72cfdfc879b665a_s

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・タール色素(黄色〇号・赤色〇号・青色〇号)

タールというところから連想されるように主原料は石油や石炭のタールです。
清涼飲料の発色、洋菓子・和菓子の鮮やかな着色に欠かせません。
退色しやすい苺の赤、メロンや抹茶などの緑、桃のピンク、柑橘の橙色などによく使用されます。

 

〇合成保存料

62d99c82b5eae7100532b6d07e891f55_s

 

 

 

 

 

 

 

 

・亜硝酸ナトリウム

・ソルビン酸

ハムやベーコンなどの肉類加工食品、かまぼこや魚肉ソーセージなどの魚介加工食品によく使われる保存料で、発がん性が指摘されています。

fa90b94b5e33d64135aab3c905eb8f73_s

 

 

 

 

 

 

 

 

・亜硫酸ナトリウム

・安息香酸ナトリウム

清涼飲料水やワインなどのラベルに良く見かける代表的な保存料で、飲み物の味に大きく影響します。

 

〇防カビ剤

8b0d22db1e0fd9c780f6d4073a8d9416_s

 

 

 

 

 

 

 

 

・OPP(オルトフェニルフェノール)

・TBZ(チアベンダゾール)

・イマザリル

輸入柑橘類には良く含まれる添加物で、日本では農薬登録されていませんが、ポストハーベスト農薬の一種です。
ベンゼン環を有し、高い防カビ効果を発揮しますが、人体にも有毒です。

 

◎ご家庭でできること

ご家庭においては、以下の点に留意しましょう。

・必ず原材料表示を確認し、大量に添加されているものは避ける

砂糖漬け・塩漬け・発酵食品・乾物でない限り、長期保存出来るものはほとんどないと言っても過言ではありません。その場合は必ず合成保存料が添加されています。
明らかに鮮やかすぎる食品や強烈な味付けのするものの多くも、合成の添加物が含まれていますので、必ず商品の原材料表示を確認し、見慣れない文字が多く書いてあるものは避けましょう。

・なるべく手作りのものを心がけ、自然の風味に慣れる

なるべく家事を楽にしたり、手間を省くことは悪いことではありませんが、体が化学的な添加物になれてしまうと自然の風味や旨みがわからなくなり、体調を少しずつ害することになります。
出来る限り、素材そのものの味を大事にしたり、手作りすることが大事です。
自分の感性や感覚を磨くことになり、家庭も円満になります。

6d3b91c74d87732a4f433f0cf512c4d2_s

 

 

 

 

◎筆者の添加物に対する考え

化学的な添加物は人間の体にとって「百害あって一利なし」です。

多くの食品添加物は毒性が高く、体に蓄積して多くの病気を引き起こします。

普段の生活で摂取したとしても、なるべく摂らないように心がけましょう。